麺の坊 晴レル屋(愛知県大府市月見町)
八百善(愛知県常滑市大和町)
麺屋 あっ晴れ つけめん堂(愛知県知多郡東浦町大字緒川字三角)
「濃厚焼干しつけめん 塩 3ばか+デカ唐」




麺、つけ汁ともに仕様変更。
前回と違い、麺の太さがアップ。それにしたがって茹で時間は長くなりましたが、しっかりと芯まで茹で上げているのは同様。太さがあるので、ややハードな印象は強くなりましたが、特徴である滑らかな麺肌とモチモチとした弾力性に富んだ食感はしっかりと残されていました。
麺もそうですが、つけ汁の変化は面白いもので、アゴ粉は使わなくなり、餡のみで焼きアゴの風味を強調させるものに。その餡を味わってみると、ビターチョコレートのような濃厚な舌触りと、ほろ苦い口当たりの中に甘い香りを感じられ、その奥から焼きアゴの特徴ある香りが持ち上がってきます。やや苦味が先行してしまっているかなとは思いましたが。
その餡のそばには白いソースのようなものもかけられており、こちらを味わってみたら、今度はホワイトチョコレートの味。甘くミルキーな味わいが広がって、焼きアゴ餡とは対極的なテイストで、これをよく混ぜてから頂くと、なんともいえない混沌とした味わいへと変化していきます。
つけ汁の粘度は前回より大きく上昇し、ドロリとした舌触り。麺をつけるとみるみる減っていき、300gの麺を食べるだけでほとんどつけ汁は無くなってしまいました。また、コーンポタージュのような風味は弱くなっていました。途中からはやはりザラツキが気になりだしましたが、前回ほどではありませんでした。スープ割りを飲み干すと、底には大量の骨粉と色々なものが沈んでいました。
ビター&スウィートな味わいで、ラーメンの枠を飛び出しているような仕立て。でも「ラーメンは無限大の可能性を秘めている」ということはよく伝わってきました。ただ、それが理解されるまでが大変なんでしょうね。
こんなのが合うの?といった非常識的な考えをカタチにしていくのも一つの進化のカタチかな。




麺、つけ汁ともに仕様変更。
前回と違い、麺の太さがアップ。それにしたがって茹で時間は長くなりましたが、しっかりと芯まで茹で上げているのは同様。太さがあるので、ややハードな印象は強くなりましたが、特徴である滑らかな麺肌とモチモチとした弾力性に富んだ食感はしっかりと残されていました。
麺もそうですが、つけ汁の変化は面白いもので、アゴ粉は使わなくなり、餡のみで焼きアゴの風味を強調させるものに。その餡を味わってみると、ビターチョコレートのような濃厚な舌触りと、ほろ苦い口当たりの中に甘い香りを感じられ、その奥から焼きアゴの特徴ある香りが持ち上がってきます。やや苦味が先行してしまっているかなとは思いましたが。
その餡のそばには白いソースのようなものもかけられており、こちらを味わってみたら、今度はホワイトチョコレートの味。甘くミルキーな味わいが広がって、焼きアゴ餡とは対極的なテイストで、これをよく混ぜてから頂くと、なんともいえない混沌とした味わいへと変化していきます。
つけ汁の粘度は前回より大きく上昇し、ドロリとした舌触り。麺をつけるとみるみる減っていき、300gの麺を食べるだけでほとんどつけ汁は無くなってしまいました。また、コーンポタージュのような風味は弱くなっていました。途中からはやはりザラツキが気になりだしましたが、前回ほどではありませんでした。スープ割りを飲み干すと、底には大量の骨粉と色々なものが沈んでいました。
ビター&スウィートな味わいで、ラーメンの枠を飛び出しているような仕立て。でも「ラーメンは無限大の可能性を秘めている」ということはよく伝わってきました。ただ、それが理解されるまでが大変なんでしょうね。
こんなのが合うの?といった非常識的な考えをカタチにしていくのも一つの進化のカタチかな。
麺屋 あっ晴れ つけめん堂(愛知県知多郡東浦町大字緒川字三角)
「濃厚焼干しつけめん 醤油 全部のせ 4ばか+シャリ玉(ノーマル)」




グランドオープンとなった19日の夜に伺いました。
車がないので、電車を乗り継ぎ、1時間かけて到着しました。
オープン日なので、行列を覚悟して伺いましたが、思いのほか落ち着いており、空席もありましたので、すぐに座ることができました。
券売機の前に立つと、かなりのメニューの数に驚きました。今回は初めてなので、ウリにしている焼干しつけめんの全部のせ、シャリ玉の食券を購入しました。4ばかだと200円プラスされるので、かなり割高に感じてしまいますね。1500円近くなってしまいました。
特に印象に残ったのが、スタッフの威勢の良さでしょうか。BGMをかき消すほどの大きな声が飛び交って、正直やりすぎかなとは思いましたが、生き生きと仕事をしている雰囲気が伝わってくるようでもありました。
届けられた一杯は、カウンターが狭いこともあって、かなりのボリューム感。
話題になっている、浅草開化楼のブレンダーの負死鳥カラス氏の手がけた麺は、まだ現在ではこの店だけが取り扱っているようです。六厘舎TOKYOの傾奇御麺の唯一の材料となっている外麦のみのブレンドの傾奇者に国産小麦をブレンドした、つけ麺専用麺となっており、六厘舎TOKYOのものより、ソフトな印象と小麦の香り高さが向上しているような印象で、そのまま麺だけで食べてみれば、そのモチモチとした食感と滑らかな麺肌の感触を楽しむことが出来ると思います。もちろん、工場製なので添加物は使用されていますが、それをマイナスと感じさせないピュアな味わいを感じられる旨い麺でした。また、中盤、終盤になっても、食感の持続力に優れていて、最後までおいしく頂くことができます。
つけ汁は多めの魚香油が表面をマスキングしており、中心には、焼きアゴで作られた香油がかけられています。その香油だけを味わってみれば、香ばしさと臭みのない独特な魚感を伴った焼きアゴの風味が鼻に抜けていきます。
下地となっているスープは、ゲンコツ、豚足、モミジなどで採られた濃厚な動物系とに数種の野菜を合わせて、煮干し、鯖節、干し椎茸などの和風素材を効かせたものとのこと。口の中で感じられる動物系の濃度感や、豚足やモミジの粘度は強すぎることはなく、かといって物足りなさがあるわけではないもの。それよりも先に伝わってくるのが野菜の存在。特に、とうもろこしのような甘い風味が強く感じられ、コーンポタージュでも使ったかのような濃い甘味と、他の野菜の素材感も強めに出た味わいは、ラーメンらしくないような気もしましたが、多めに使われた香油がラーメンへと引き寄せているような仕上がりで、タレの塩梅も控えめで、とことん甘味が強く前面に出されたものでした。ただ、油感が強くないので、後口はサッパリとしており、焼きアゴでインパクトを出しながらも、食べやすさも考えられたような印象も受けました。
「ふへん者」ふべんものと読むそうですが、この麺とつけ汁のバランスはまだとりきれていないようにも感じました。麺に絡ませるには濃度が足りないようにも思えるし、逆に濃度がありすぎても、麺の味わいを殺してしまうような気もしてしまうようにも感じます。今後にどうブラッシュアップしていくかが気になります。
全部のせは、炙りチャーシュー2枚、ネギ、味玉、穂先メンマ一本がついてきますが、あまり必要性はないですね。麺とつけ汁の味わいを楽しむのが一番だと思います。トッピングより麺増量ですね。
最後に1対1の割合でスープ割りをし、シャリ玉を入れて、更にマグマ大石を投入して一気に加熱します。マグマ大石と聞くと、群馬のだるま大使を想像してしまいます。どうでもいいですね。
ノーマルは何も入っていないので、味の変化はないですが、胡麻の香ばしさのある熱々の雑炊を頂くことができました。資本系といえど、今後が楽しみではあります。
長い文章失礼しました。




グランドオープンとなった19日の夜に伺いました。
車がないので、電車を乗り継ぎ、1時間かけて到着しました。
オープン日なので、行列を覚悟して伺いましたが、思いのほか落ち着いており、空席もありましたので、すぐに座ることができました。
券売機の前に立つと、かなりのメニューの数に驚きました。今回は初めてなので、ウリにしている焼干しつけめんの全部のせ、シャリ玉の食券を購入しました。4ばかだと200円プラスされるので、かなり割高に感じてしまいますね。1500円近くなってしまいました。
特に印象に残ったのが、スタッフの威勢の良さでしょうか。BGMをかき消すほどの大きな声が飛び交って、正直やりすぎかなとは思いましたが、生き生きと仕事をしている雰囲気が伝わってくるようでもありました。
届けられた一杯は、カウンターが狭いこともあって、かなりのボリューム感。
話題になっている、浅草開化楼のブレンダーの負死鳥カラス氏の手がけた麺は、まだ現在ではこの店だけが取り扱っているようです。六厘舎TOKYOの傾奇御麺の唯一の材料となっている外麦のみのブレンドの傾奇者に国産小麦をブレンドした、つけ麺専用麺となっており、六厘舎TOKYOのものより、ソフトな印象と小麦の香り高さが向上しているような印象で、そのまま麺だけで食べてみれば、そのモチモチとした食感と滑らかな麺肌の感触を楽しむことが出来ると思います。もちろん、工場製なので添加物は使用されていますが、それをマイナスと感じさせないピュアな味わいを感じられる旨い麺でした。また、中盤、終盤になっても、食感の持続力に優れていて、最後までおいしく頂くことができます。
つけ汁は多めの魚香油が表面をマスキングしており、中心には、焼きアゴで作られた香油がかけられています。その香油だけを味わってみれば、香ばしさと臭みのない独特な魚感を伴った焼きアゴの風味が鼻に抜けていきます。
下地となっているスープは、ゲンコツ、豚足、モミジなどで採られた濃厚な動物系とに数種の野菜を合わせて、煮干し、鯖節、干し椎茸などの和風素材を効かせたものとのこと。口の中で感じられる動物系の濃度感や、豚足やモミジの粘度は強すぎることはなく、かといって物足りなさがあるわけではないもの。それよりも先に伝わってくるのが野菜の存在。特に、とうもろこしのような甘い風味が強く感じられ、コーンポタージュでも使ったかのような濃い甘味と、他の野菜の素材感も強めに出た味わいは、ラーメンらしくないような気もしましたが、多めに使われた香油がラーメンへと引き寄せているような仕上がりで、タレの塩梅も控えめで、とことん甘味が強く前面に出されたものでした。ただ、油感が強くないので、後口はサッパリとしており、焼きアゴでインパクトを出しながらも、食べやすさも考えられたような印象も受けました。
「ふへん者」ふべんものと読むそうですが、この麺とつけ汁のバランスはまだとりきれていないようにも感じました。麺に絡ませるには濃度が足りないようにも思えるし、逆に濃度がありすぎても、麺の味わいを殺してしまうような気もしてしまうようにも感じます。今後にどうブラッシュアップしていくかが気になります。
全部のせは、炙りチャーシュー2枚、ネギ、味玉、穂先メンマ一本がついてきますが、あまり必要性はないですね。麺とつけ汁の味わいを楽しむのが一番だと思います。トッピングより麺増量ですね。
最後に1対1の割合でスープ割りをし、シャリ玉を入れて、更にマグマ大石を投入して一気に加熱します。マグマ大石と聞くと、群馬のだるま大使を想像してしまいます。どうでもいいですね。
ノーマルは何も入っていないので、味の変化はないですが、胡麻の香ばしさのある熱々の雑炊を頂くことができました。資本系といえど、今後が楽しみではあります。
長い文章失礼しました。