中華そば 神楽(石川県金沢市寺町)
「神楽そば」



前回臨時休業で涙を飲んだお店ですが、今回は食べることができました。
駐車場がとっても停めにくく、何度も切り返し(単に下手なのかも)停めて、店に入ると満席。やっぱり人気ですね。
遠路を飛ばしてきたのはこの一杯に出会うため。
麺、スープ、具、器、作り手の心、全てがこの一杯に凝縮されているよう。
厳選素材がどうのこうのという薀蓄には興味はありませんが、この味わいの前ではただ旨いということしか言えません。
鶏、豚の動物系のコクとまろやかさ。魚介の奥深くまで染み渡るような優しさのある味わい。
一口目は優しさが先行するけれど、食べ進めることで幾重にも旨味が重なり、スープを飲み干すことを躊躇させない、完食させる力を持った味わい。
手打ち式の自家製麺は、しっかりとしたコシを持ちながら、スープとのなじみも絶妙で、中華麺でありながら、うどん、そばなどの長所すら感じさせるような仕上がり。噛むことで粉の風味を楽しみ、喉越しで楽しむといった、非の打ち所が全くない味わいに箸が止まることはありませんでした。
具のクオリティも高い。特に焼き豚。ほんのりピンク色をした肉はムッチリとした弾力性に富み、全く硬さを感じさせないのに、肉本来の食感と旨味を殺さず、丁寧に作られており、炭火で焼かれた香ばしい風味も食欲を更に増大させます。
ワンタンは、皮が薄すぎず厚すぎず、口に運べば、ツルリと滑らかな舌触りのあと、モチモチとしたソフトな食感が心地よく、シットリとした餡の味わいも堪りません。
もう何を食べても満足。当たり前のようにスープを飲み干してしまいました。
店を出た後も、口の中には、エグミなど皆無の華やかな節の香りが残り続け、長い余韻を楽しみました。
多くの良質な素材を使いつつ、どれかを突出させすぎず、完全なバランス型の味わいながら、全く物足りなさを感じさせず、一口ごとに変化していく繊細な味わいを存分に楽しませてくれる。こんな一杯にはなかなか出会えない。
こだわりだけでなく、それがしっかりと一杯の中に表現されていました。



前回臨時休業で涙を飲んだお店ですが、今回は食べることができました。
駐車場がとっても停めにくく、何度も切り返し(単に下手なのかも)停めて、店に入ると満席。やっぱり人気ですね。
遠路を飛ばしてきたのはこの一杯に出会うため。
麺、スープ、具、器、作り手の心、全てがこの一杯に凝縮されているよう。
厳選素材がどうのこうのという薀蓄には興味はありませんが、この味わいの前ではただ旨いということしか言えません。
鶏、豚の動物系のコクとまろやかさ。魚介の奥深くまで染み渡るような優しさのある味わい。
一口目は優しさが先行するけれど、食べ進めることで幾重にも旨味が重なり、スープを飲み干すことを躊躇させない、完食させる力を持った味わい。
手打ち式の自家製麺は、しっかりとしたコシを持ちながら、スープとのなじみも絶妙で、中華麺でありながら、うどん、そばなどの長所すら感じさせるような仕上がり。噛むことで粉の風味を楽しみ、喉越しで楽しむといった、非の打ち所が全くない味わいに箸が止まることはありませんでした。
具のクオリティも高い。特に焼き豚。ほんのりピンク色をした肉はムッチリとした弾力性に富み、全く硬さを感じさせないのに、肉本来の食感と旨味を殺さず、丁寧に作られており、炭火で焼かれた香ばしい風味も食欲を更に増大させます。
ワンタンは、皮が薄すぎず厚すぎず、口に運べば、ツルリと滑らかな舌触りのあと、モチモチとしたソフトな食感が心地よく、シットリとした餡の味わいも堪りません。
もう何を食べても満足。当たり前のようにスープを飲み干してしまいました。
店を出た後も、口の中には、エグミなど皆無の華やかな節の香りが残り続け、長い余韻を楽しみました。
多くの良質な素材を使いつつ、どれかを突出させすぎず、完全なバランス型の味わいながら、全く物足りなさを感じさせず、一口ごとに変化していく繊細な味わいを存分に楽しませてくれる。こんな一杯にはなかなか出会えない。
こだわりだけでなく、それがしっかりと一杯の中に表現されていました。
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