麺魂 MENSOUL ‐SWEET LUNCH‐(千葉県船橋市)
「パルファン」

「裏MEN SOUL」


一日限りのイベントということで、店に到着したのが午前8時すぎ。既に10人ほどの行列ができており、これから数時間も寒空のなか並ぶのかと思うと辛くもなりましたが、幸い、整理券を頂き、一つ前の駅にある喫茶店でゆっくりと待ちました。
時間が近づき店へ向かってみると、大勢の客で店の前は賑わっていました。
ようやく開店し、頂いた一杯は、なんと先にデザートを頂いてから〆にラーメンというユニークなスタイルでの提供。
まずは和栗のモンブランとエッグタルトの組み合わせに、その上にはラングドシャの器をのせ、その日に仕入れたリンゴをコンポートにし、赤ワインを煮詰めたソースをかけたものがのっており、口にすると、甘くフルーティな香りが口の中いっぱいに広がります。和栗のモンブランは洋酒の印象は控えめで栗の素材感を前面に出していて、甘すぎないピュアな味わい。下地のエッグタルトの濃厚な味わいと合わされば、また違う味を楽しめ、赤ワインを効かせたビターな味わいと果実の酸味が折り重なったチョコレートソース、トンカ豆とともに煮込んだ薫り高いイチゴのコンフィチュールをつけて頂けば、一つの皿でいくつもの味わいを楽しむことができ、それぞれの素材感ある味と香りが余韻として残ります。
そして届けられた〆となるラーメンは、牛骨、拳骨、鶏がら、丸鶏などの動物系素材を軽く乳化させるように煮込み、ミンチを入れて余計な油脂と灰汁を取り除いたコンソメの技法を用いたスープを作り、寝かせた後に更に動物系素材を追い足して完成したスープ。そこに青森の地野菜の大鰐温泉もやしを合わせ、洋の色に進めた後にラーメンの色へと引き戻した独自性が強く出たものとなっています。
一口スープを飲んでみると、トロミはありませんが、極限ともいえるような濃厚な旨味が口の中で弾け、ゼラチン濃度もとても強く出ているようで、口の周りがべたつくほど。牛を強く出したものではあるけれど、一辺倒な味わいではなく、複雑に混ざり合った素材それぞれの特徴を引き出し、最後に一つに纏め上げた味わいは非常に新鮮味を感じました。もやしの風味もじんわりと感じられ、中心に添えられた青葱のエルブジもユニークな効果が。
エルブジを口にすると、フワリと香る葱の風味とともに五香が鼻に抜け、すっと消えていく。そのままではスープに溶けることはなく、口にしたときのみに効果を発揮するというもので、Bee Hiveのスープを使用しているようです。
麺は製麺屋に頼んだものですが、ハナマンテンを使った特注の中細麺で、スープの馴染みもよく、歯切れの良い食感を楽しむことができました。ただ、麺臭は気になるもので、粉の風味はわかりづらく、スープにも僅かに影響を及ぼしていたのは少々残念ではありました。
トッピングには、常陸牛を芋焼酎の蔓夢源氏でフランベしたものと、大鰐温泉もやし。常陸牛はレアに仕上げてあり、脂はサッパリとしていて肉の味わいが濃く、ブラックペッパーやフランベのおかげか臭みも全くなく、かみ締めることで濃厚な味わいを楽しむことができました。もやしは、繊維質がしっかりとしており、ザクザクとした食感と、豆の部分の違う食感を同時に楽しめ、スープに風味が溶け込んでいるので、全く邪魔になることもありませんでした。
スープを飲み干して食事を終えると、確かに残るデザートの余韻。ラーメンを食べたのに余韻はデザートのもの。通常なら逆の提供となるものが、今回のイベントで試された面白い試み。
イベントならではの遊び心満載の味わいにとても満足することができました。文章長すぎです。

「裏MEN SOUL」


一日限りのイベントということで、店に到着したのが午前8時すぎ。既に10人ほどの行列ができており、これから数時間も寒空のなか並ぶのかと思うと辛くもなりましたが、幸い、整理券を頂き、一つ前の駅にある喫茶店でゆっくりと待ちました。
時間が近づき店へ向かってみると、大勢の客で店の前は賑わっていました。
ようやく開店し、頂いた一杯は、なんと先にデザートを頂いてから〆にラーメンというユニークなスタイルでの提供。
まずは和栗のモンブランとエッグタルトの組み合わせに、その上にはラングドシャの器をのせ、その日に仕入れたリンゴをコンポートにし、赤ワインを煮詰めたソースをかけたものがのっており、口にすると、甘くフルーティな香りが口の中いっぱいに広がります。和栗のモンブランは洋酒の印象は控えめで栗の素材感を前面に出していて、甘すぎないピュアな味わい。下地のエッグタルトの濃厚な味わいと合わされば、また違う味を楽しめ、赤ワインを効かせたビターな味わいと果実の酸味が折り重なったチョコレートソース、トンカ豆とともに煮込んだ薫り高いイチゴのコンフィチュールをつけて頂けば、一つの皿でいくつもの味わいを楽しむことができ、それぞれの素材感ある味と香りが余韻として残ります。
そして届けられた〆となるラーメンは、牛骨、拳骨、鶏がら、丸鶏などの動物系素材を軽く乳化させるように煮込み、ミンチを入れて余計な油脂と灰汁を取り除いたコンソメの技法を用いたスープを作り、寝かせた後に更に動物系素材を追い足して完成したスープ。そこに青森の地野菜の大鰐温泉もやしを合わせ、洋の色に進めた後にラーメンの色へと引き戻した独自性が強く出たものとなっています。
一口スープを飲んでみると、トロミはありませんが、極限ともいえるような濃厚な旨味が口の中で弾け、ゼラチン濃度もとても強く出ているようで、口の周りがべたつくほど。牛を強く出したものではあるけれど、一辺倒な味わいではなく、複雑に混ざり合った素材それぞれの特徴を引き出し、最後に一つに纏め上げた味わいは非常に新鮮味を感じました。もやしの風味もじんわりと感じられ、中心に添えられた青葱のエルブジもユニークな効果が。
エルブジを口にすると、フワリと香る葱の風味とともに五香が鼻に抜け、すっと消えていく。そのままではスープに溶けることはなく、口にしたときのみに効果を発揮するというもので、Bee Hiveのスープを使用しているようです。
麺は製麺屋に頼んだものですが、ハナマンテンを使った特注の中細麺で、スープの馴染みもよく、歯切れの良い食感を楽しむことができました。ただ、麺臭は気になるもので、粉の風味はわかりづらく、スープにも僅かに影響を及ぼしていたのは少々残念ではありました。
トッピングには、常陸牛を芋焼酎の蔓夢源氏でフランベしたものと、大鰐温泉もやし。常陸牛はレアに仕上げてあり、脂はサッパリとしていて肉の味わいが濃く、ブラックペッパーやフランベのおかげか臭みも全くなく、かみ締めることで濃厚な味わいを楽しむことができました。もやしは、繊維質がしっかりとしており、ザクザクとした食感と、豆の部分の違う食感を同時に楽しめ、スープに風味が溶け込んでいるので、全く邪魔になることもありませんでした。
スープを飲み干して食事を終えると、確かに残るデザートの余韻。ラーメンを食べたのに余韻はデザートのもの。通常なら逆の提供となるものが、今回のイベントで試された面白い試み。
イベントならではの遊び心満載の味わいにとても満足することができました。文章長すぎです。
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